『iDeCoと新NISA、選ぶならどちら?』

『iDeCoと新NISA、選ぶならどちら?』

一昔前に比べて近年では個人が資産運用しやすい制度や投資商品が増え、投資に興味をお持ちの方が

増えています。その一方で、選択肢が多く自分に合う投資先が分からない、とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、特にご相談の多い「iDeCo(イデコ)」と「新NISA(ニーサ)」についてご紹介します。

■まずはご自身の投資スタンスをチェック

以下の5つの質問であてはまるものはいくつあるでしょうか。

□この先、10年以上の投資が可能である

□できれば毎月1万円前後の投資額で収めたい

□価格変動が大きく積極的に利益を狙う投資よりも、堅実な老後資金準備を目指したい

□経済の動きを常に追わないといけないのは面倒だ

□投資資金の解約の自由度よりも、節税効果の高さを重視したい

チェックが3つ以上の方はiDeCo、チェックが2つ以下の方は新NISAでの資産運用が向いているかも

しれません。

■iDeCoと新NISA、どちらを選ぶべき?

iDeCoと新NISAは、どちらも価格変動がある金融商品ですが、それぞれ異なる特徴があります。

その一部を以下にまとめてみました。

 iDeCo新NISA
投資できる人の年齢20~65歳18歳以上(上限なし)
投資できる商品投資信託、定期預金、保険投資信託、株式、ETFなど 価格変動のある金融商品
  税制全額所得控除 受取終了まで運用益非課税 受取時に税控除あり  運用益が非課税
引出し60歳までできないいつでも可能

ここで注目したいのは、iDeCoの税額控除です。iDeCoは掛金全額が所得税控除の対象となります。

また、投資期間中の運用益についても、資産を受け取るまでの間は非課税です。

さらに、受取時の税控除も受けられます(年金受取時は公的年金等控除、一時金受取時は退職所得控除)。

一方、新NISAにも大きなメリットがあります。運用益非課税の恩恵を受けながら、iDeCoよりも

自由度の高い投資が可能です。運用途中で一部解約することも可能ですし、iDeCoのように毎月一定額を投資に回す積立NISA(つみたて投資枠)と、株式へ投資できる成長投資枠を利用できます。

■まとめ:投資スタンスに合う投資先を選ぼう

今回はご紹介しきれませんでしたが、iDeCoも新NISAも投資金額に上限があり、投資先も限定されています。また、売買や口座管理にかかる手数料も意識しておきたいところです。

長期かつ程よい価格変動リスクを享受し、節税も意識した資産形成ならiDeCoを。市場動向やライフイベントに応じて柔軟に対応できる資産形成を目指すなら新NISAから検討してみてはいかがでしょうか。

(諸伏)

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